手形貸付・手形借入
次の事例について仕訳をして下さい。
7/1
A商店に¥350,000を貸付け、同額の約束手形を受取り、利息¥5,000を差し引いた残額を小切手を振り出して引き渡した。
8/1
7/1の約束手形につき、満期日が到来し、A商店から現金により¥350,000の返済を受けた。
9/1
取引銀行から¥1,000,000を約束手形を振り出して借入、利息を差し引かれた手取金を当座預金に預け入れた。借入期間は146日、年利率は8%(1年は365日とする)。
日付 | 借 方 | 金 額 | 貸 方 | 金額 |
7/1 | 手形貸付金 | 350,000円 | 当座預金 受取利息 | 345,000円 5,000円 |
8/1 | 現金 | 350,000円 | 手形貸付金 | 350,000円 |
9/1 | 支払利息 当座預金 | 32,000円 968,000円 | 手形借入金 | 1,000,000円 |
設問の解説
7/1
手形貸付に関する仕訳です。
必ず図を書き取引の流れを確認するようにしてください。
手形貸付金は資産になります。資産の増加=借方。
受取利息は収益です。収益の増加=貸付。
8/1
手形貸付金の回収です。
7/1に借方に計上した手形貸付金分がなくなります。
資産の減少ですから貸方です。
9/1
手形借入に関する仕訳です。
支払利息は費用です、費用の増加=借方。
手形借入金は負債です。負債の増加=貸方。
支払利息=1,000,000×146/365×0.08=32,000です。