民法
民法はとにかく範囲が広いです。
基本書やテキストを見ただけで驚きます。
そして、勉強しても中々結果が反映されないので、モチベーションを維持するのが大変です。
そもそも結果が出ない勉強ほどつらいものはありません。
しかも、結果が出ない期間が予想より長い。
ですが、法律関係の試験全てに共通することは、「民法」の克服なくして、合格はあり得ないということです。
本当にこのまま勉強して理解できるのか?
問題が解けるようになるのか?
何度も不安になるかもしれません。
そのように感じたら、少しぐらいわからないことがあっても立ち止まらない、嫌になっても立ち止まらないことが大切です。
民法は全体像がわかって初めて理解できる部分が少なくありません。
ですから、立ち止まらずに最後まで進んでください。
何度も繰り返しているうちに、気が付くと問題が解けるようになっているということもあります。
結果が出なくても、とにかく前に進む以外に解決策はないと思います。
憲法
行政書士試験において憲法は非常に重要な科目です。
確かに、行政法や民法と比較すると、配点の割合が小さいのは事実です。
しかし、憲法の人権の部分は行政法と密接不可分です。
憲法の学習を疎かにしてしまいますと、
行政法の得点が伸び悩んでしまいます。
憲法と行政法を別々の科目としてとらえるのではなく、
セットで一つの科目というイメージを持っておいた方がいいかと思います。
行政法の学習が進むと、憲法の理解も進みます。
逆に、憲法の学習が進むと、行政法の理解も進みます。
よって、憲法は決して疎かにすることなく取組む必要があります。
なお、憲法は「人権」と「統治」の大きく2つに分かれますが、
「統治」については、まずは条文知識を身につけることが必要です。
条文を繰返し読み、
条文に出てくる数字を早い段階で押さえることが大切です。
これは早いうちから意識をしておいて下さい。
「人権」については、条文はもちろんのこと判例の知識も必要です。
もちろん全てを最初から理解しようとする必要はありません。
とくに近年の憲法の過去問は非常に難易度が高いです。
行政法を意識した過去問も非常に多いです。
このような問題は行政法の実力がついてくるにつれて、
理解できるようになってくる場合も多いです。
最初か完璧にする必要はないので、安心して先に進んで下さい。